2016年12月08日
相続税の税率はどんな推移を遂げているか
相続税は、平成27年1月に改正があり、税率が変更となりました。税制改正と共に推移しています。昭和63年度改正後(消費税3%導入)は5億超の財産は70%と高水準になりました。平成4年度消費税導入後は税率を下げています。そして平成6年度は下げ、15年度改正で更に下げ3億円超の財産には50%の最高になりました。消費税と調整され、連動してきたということができます。2014年に消費税が8%に増税されたことは記憶に新しいです。
2016年12月04日
相続税申告におけるマイナンバーの申告
平成28年1月1日以降のに相続、または遺贈によって取得した財産を申告する際は、書類にマイナンバーを記載する必要があるように変更されました。財産の取得者が個人の場合は個人番号がいります。株式会社や社団・財団などの場合は法人場号を使うことになります。しかし、注意しなければならない点があります。被相続人のマイナンバーも記載しなければならないことです。本来、このナンバーは、第三者に容易に教えるべきものではありません。
2016年12月01日
基礎控除が改正され高齢者から次世代へ移動するお金
相続税の改正が昨年の1月に実施されて基礎控除が4割も縮小されたため申告の必要性の出るボーダーラインが下がりました。この改正により地価の高い大都市圏であれば従来レベルであれば相続が発生しても気にならなかった一般家庭でも申告する必要性のあることが影響となって表れてきました。この法律改正により納税対象者は改正前、亡くなった人の4%程度だったものが大幅に増えることになったわけです。また、国内には個人金融資産が1700兆円以上もあり、その6割が高齢者の懐に入ったまま半ば冬眠状態になっていると言われています。