浄土真宗大谷派の葬儀のやり方と本願寺派との違い
浄土真宗はいくつかの宗派に分かれていますが、その中でも大きなグループを形成しているのが真宗大谷派です。真宗大谷派は京都にある真宗本廟(通称は東本願寺)を本山とする宗派であり、阿弥陀如来を本尊としているのが特徴です。葬儀のスタイルは故人やその家族が信仰している宗教によって変わりますが、真宗大谷派の場合は枕勤め、通夜、葬儀、火葬の順で進みます。枕勤めとは自宅の仏壇の前などに故人を安置し、家族を中心に親しい人のみで行うお勤めのことです。
変化を遂げる葬儀の在り方に関して
かつてと比べて大きな変化を遂げているのが、葬儀・告別式ではないでしょうか。暗く湿っぽい雰囲気が敬遠される傾向にあり、独自色を打ち出すことが増えています。それを可能にしてくれるのが、終活セミナーへの参加だと言えます。終活セミナーでは、エンディングノートの書き方をレクチャーしてくれます。同ノートには様々なことを書き記すことが出来ますが、一番は恩師やクラスメイトの連絡先ではないでしょうか、事前に書いておくことで、家族の混乱が少なくなるはずです。
葬儀の喪服をネットでレンタル可能
葬儀に参加する時は、喪服を準備するのが一般的なので、人によっては喪服がない時があります。そんな時はレンタルを選択することで、一時的に喪服を揃えることができ、葬儀に問題なく参加できます。喪服のレンタルを実施している業者は、多く存在しており、その中にはインターネットで予約ができるように取り組んでいる業者もあります。本来は営業時間内に電話やメールをしなくてはいけないのですがインターネットならば、時間を気にする心配は一切ないです。
終活をする際は財産の部分を書き残していく
自分が亡くなった後に、自分の財産をめぐって家族が揉める姿は見たくないと考えている方が多いです。実際に財産などで揉めてしまい、家族の仲が悪くなってしまうケースもあります。これは自分がしっかりと終活をする事によって、避ける事ができます。終活をする際に、誰にどれくらいの財産を分け与えるのかをしっかりと書き残していきましょう。自分が書いた文章など効果が無いと考えてしまう方もいますが、書き残した文章は非常に影響力があります。
相続税を安くするための対策は準備が大切
相続税には様々な節税対策がありますが、いずれも一長一短であり、被相続人や相続人になる人たちの事前の打ち合わせと準備が必要となります。例えば、最も手軽な方法は配偶者の税額軽減です。これは被相続人の配偶者が取得した遺産の額が、法定相続分または1億6000万円までの非課税となる制度ですが、その配偶者が亡くなった時に多くの遺産が残る事で、結果的に節税した税金より高い税金を支払うケースもあります。また、収益不動産や土地など値上がりが予想される財産がある場合は、相続時精算課税を選択すれば節税となりますが、収益不動産などは気軽に生前贈与できるわけではありませんし、遺族の打ち合わせが不十分だと相続時に争いとなる可能性があり、何より一度選択すると変更する事はできません。